最終話~こまねずみックス2公演
五ヶ月もひっぱってしまった「こまねずみックス2」公演記録。
記憶をたどりながら書き綴ってきたが、
いよいよ、ようやく、やっと、最終回である。
「鉄は熱いうちに打て」 っぽい結果となってしまい、
普段の公演日記をその日のうちに投稿しているわかさんに
尊敬の念を感じるばかりである。
さて、切りのいい30話にすると言ってしまったものの
もはや本番の出来事も書き終えてしまったので、
どうしたものかとアレコレ考えたあげく
今回一番苦労した「サクラ」について記録を残しておくことにした。
これから「サクラ」を作りたいと思案中の方の参考になれば何よりである。
まずは、
私のイメージ画をわかさんに見てもらい、
そこからコスト的に可能な材料をいくつかあげ、
その中から耐久性、重さ、質感、加工のしやすさ、
・・・等に適応している、
段ボールに決定。
折り目、継ぎ目のない巨大な段ボールを手に入れる事ができたのは、多くの方のご協力を頂いたおかげであるという事を、今改めて感謝の意を申し上げる次第である。
①
その山の様な段ボール全て楕円に切る。
手に血豆ができる程の勢いで切る。
切った物を広げてイメージに合うか確認する。

(ユッコ宅の二階から身を乗り出し命がけで確認)
まだまだ、足りないので更に切り出す。
終わるころには「切り職人」の域に達する。
②
切った物に障子紙を張る。
手が擦り切れる勢いで貼る。
苦しい作業も笑顔でこなす。

団員で追いつかないので通りすがりのモッチーも巻き込む。

終わるころには「貼り職人」の域に達する。
③
大量の楕円和紙段ボールを庭先に広げ色を塗る。
ジョウロに色を作り、迷いなく、ためらわず、一気に撒く。
「あ!やべっ!!」という勢いで撒く。


カマキリや郵便屋さんやお隣さんが来ても気にしない。
終わるころには「撒き職人」の域に達する。
④
ここまでの作業と同時進行で、ピンクの不織布をさくらの形にカットする。
団員がそれぞれ自宅で内職。
目を閉じても切れる勢いで切る。
(写真無し)
終わるころには「紙切り師」の域に達する。
⑤
良く乾いた色つき段ボールに、さくらの形に切ったペーパーを貼る。
「どうせ遠くから見るんだし」という勢いで貼る。
畑作業と同じ支度で取り掛かる。

わか、ビビ、みゆき3人のみで全ての段ボールに張り付ける。
更に、3人のみでワイヤーを結ぶための穴を開ける。
終わるころには「廃人」になる。
⑥
私は幹の制作をする。
感性に身を任せ段ボールを切る。
「芸術は爆発だ!」の勢いで切る。

これも2階から身を乗り出し確認。
続いて色塗り。
感性に身を任せ筆を運び、スプレーを吹き付ける。
ふたたび「芸術は爆発だ!!」の勢いで描く。

岡本太郎効果で樹齢300年の木が完成。
⑦
(前日の仕込み作業)
すべてにワイヤーを縛り付け、ポールに結ぶ。
ワイヤーが滑りやすく、「もやい結び」でとか難しい事を言われる。
一つ一つ、ワイヤーの長さを変え、下に行くほど長く切る。

頭混乱、ワイヤーも混乱。糸に絡まりクモの巣状態。
先の見えない途方もない作業。
血糖値低下、疲労困憊。
しかし、、
誰一人文句を言わず、もくもくと取り組む。
⑧
途中何回か、ポールを上げて状態を確認する。
傾きがないか、全体のバランスは良いかを見て問題あればやり直す。
これを繰り返す。

指示を出す私の前で「しろもとくりにっく」をしているカコ。
⑨
時間を見て慌てる。
もういい加減終わりにせねば。

幹も脚立に取り付け、わかさんが上ってみる。
最終確認のポールを上げる。
手探りの作業であったが
イメージを上回る出来栄えになった。
自然と拍手が沸き起こった。
泣きそうになった。
⑩
サクラは幕の陰に。
幹は物置に移動。

こういう時にカコが率先して動く。
腰も痛むのに。
いい奴なのである。
こうして、膨大な時間と労力をかけ
「サクラ」が完成した。
本番に幕から姿を見せた「サクラ」は
お客様の目にどのように映ったであろうか。
我々のこの想いが届いていれば
本当に嬉しく思う。
無いものを形にする。
無いものを作り出す。
そこから生まれる思い出。
そこから生まれる感動。
それは
この仲間だからこそ生み出せたのだ。
素晴らしき、愉快な仲間達。
素晴らしい「サクラ」を
本当にありがとう。

~おわり~
by:キッチョム
こんな感じです。
はい、終わりです。
よく、お付き合いくださいました。
もし、お時間があれば第1話まで遡って一気読みして頂くと
たぶん、もっとグッと来るのではないかと思います。
「こまみクス」秘話・・
実はまだあるんですが・・
それはまたいつか気が向いたら書くことに致しましょう・・・。
って、
うわー!今日が終わるー!!
わかさんみたいじゃん!!
おやすみおやすみおやすみなさーーいい!!
(ふ~やれやれだよ)
記憶をたどりながら書き綴ってきたが、
いよいよ、ようやく、やっと、最終回である。
「鉄は熱いうちに打て」 っぽい結果となってしまい、
普段の公演日記をその日のうちに投稿しているわかさんに
尊敬の念を感じるばかりである。
さて、切りのいい30話にすると言ってしまったものの
もはや本番の出来事も書き終えてしまったので、
どうしたものかとアレコレ考えたあげく
今回一番苦労した「サクラ」について記録を残しておくことにした。
これから「サクラ」を作りたいと思案中の方の参考になれば何よりである。
まずは、
私のイメージ画をわかさんに見てもらい、
そこからコスト的に可能な材料をいくつかあげ、
その中から耐久性、重さ、質感、加工のしやすさ、
・・・等に適応している、
段ボールに決定。
折り目、継ぎ目のない巨大な段ボールを手に入れる事ができたのは、多くの方のご協力を頂いたおかげであるという事を、今改めて感謝の意を申し上げる次第である。
①
その山の様な段ボール全て楕円に切る。
手に血豆ができる程の勢いで切る。
切った物を広げてイメージに合うか確認する。

(ユッコ宅の二階から身を乗り出し命がけで確認)
まだまだ、足りないので更に切り出す。
終わるころには「切り職人」の域に達する。
②
切った物に障子紙を張る。
手が擦り切れる勢いで貼る。
苦しい作業も笑顔でこなす。
団員で追いつかないので通りすがりのモッチーも巻き込む。
終わるころには「貼り職人」の域に達する。
③
大量の楕円和紙段ボールを庭先に広げ色を塗る。
ジョウロに色を作り、迷いなく、ためらわず、一気に撒く。
「あ!やべっ!!」という勢いで撒く。


カマキリや郵便屋さんやお隣さんが来ても気にしない。
終わるころには「撒き職人」の域に達する。
④
ここまでの作業と同時進行で、ピンクの不織布をさくらの形にカットする。
団員がそれぞれ自宅で内職。
目を閉じても切れる勢いで切る。
(写真無し)
終わるころには「紙切り師」の域に達する。
⑤
良く乾いた色つき段ボールに、さくらの形に切ったペーパーを貼る。
「どうせ遠くから見るんだし」という勢いで貼る。
畑作業と同じ支度で取り掛かる。

わか、ビビ、みゆき3人のみで全ての段ボールに張り付ける。
更に、3人のみでワイヤーを結ぶための穴を開ける。
終わるころには「廃人」になる。
⑥
私は幹の制作をする。
感性に身を任せ段ボールを切る。
「芸術は爆発だ!」の勢いで切る。

これも2階から身を乗り出し確認。
続いて色塗り。
感性に身を任せ筆を運び、スプレーを吹き付ける。
ふたたび「芸術は爆発だ!!」の勢いで描く。

岡本太郎効果で樹齢300年の木が完成。
⑦
(前日の仕込み作業)
すべてにワイヤーを縛り付け、ポールに結ぶ。
ワイヤーが滑りやすく、「もやい結び」でとか難しい事を言われる。
一つ一つ、ワイヤーの長さを変え、下に行くほど長く切る。

頭混乱、ワイヤーも混乱。糸に絡まりクモの巣状態。
先の見えない途方もない作業。
血糖値低下、疲労困憊。
しかし、、
誰一人文句を言わず、もくもくと取り組む。
⑧
途中何回か、ポールを上げて状態を確認する。
傾きがないか、全体のバランスは良いかを見て問題あればやり直す。
これを繰り返す。

指示を出す私の前で「しろもとくりにっく」をしているカコ。
⑨
時間を見て慌てる。
もういい加減終わりにせねば。

幹も脚立に取り付け、わかさんが上ってみる。
最終確認のポールを上げる。
手探りの作業であったが
イメージを上回る出来栄えになった。
自然と拍手が沸き起こった。
泣きそうになった。
⑩
サクラは幕の陰に。
幹は物置に移動。

こういう時にカコが率先して動く。
腰も痛むのに。
いい奴なのである。
こうして、膨大な時間と労力をかけ
「サクラ」が完成した。
本番に幕から姿を見せた「サクラ」は
お客様の目にどのように映ったであろうか。
我々のこの想いが届いていれば
本当に嬉しく思う。
無いものを形にする。
無いものを作り出す。
そこから生まれる思い出。
そこから生まれる感動。
それは
この仲間だからこそ生み出せたのだ。
素晴らしき、愉快な仲間達。
素晴らしい「サクラ」を
本当にありがとう。
~おわり~
by:キッチョム
こんな感じです。
はい、終わりです。
よく、お付き合いくださいました。
もし、お時間があれば第1話まで遡って一気読みして頂くと
たぶん、もっとグッと来るのではないかと思います。
「こまみクス」秘話・・
実はまだあるんですが・・
それはまたいつか気が向いたら書くことに致しましょう・・・。
って、
うわー!今日が終わるー!!
わかさんみたいじゃん!!
おやすみおやすみおやすみなさーーいい!!
(ふ~やれやれだよ)
第29話~こまねずみックス2公演
公演が無事終わってからの慰労会。
今回は穂高の貸別荘「小出山荘」にて行った。
実は、こまみクス2をやるきっかけになったのが、この別荘の存在。
こちらの別荘は爆発的な人気で予約が取りにくいのだが、奇跡的に11月18日が空いていたのだ。
これは公演後の打ち上げをやるべくして空いているに違いない!!!
という次第で、こまみクス2公演を決意したという・・・
そんな不純で不順な動機がきっかけだったので、
また、こちらの別荘の予約がとれたら「こまみクス3」をやるのではないかと思う。(笑)
さて、
その別荘についた時には
打ち上げ担当トミーの段取りにより食べ物飲み物が並び、鍋奉行チャーリーによる「トムヤムクン」&「キムチ」の良い匂いが部屋一杯漂っていた。
しかし、団長の権限で先にお風呂に入らせてもらう。
そして団長の権限でわかさんを指名し、一緒に入浴。
(写真無し)
お互いの健闘をたたえ合いつつ背中を流し合った。
(写真無し)
かけ流しの温泉で心も体も温まり、リフレッシュできたところで、ようやく、かんぷわい!!!である。


飾ったさくらメッセージもお祝いムードを高めてくれた。

頂いたシャンペンから発展した私の青春時代の話で酔いがまわる。

ソルトご主人様より、お手製「パンフ表紙絵と似顔絵のマグネット」のサプライズプレゼントを頂き、一同歓声を上げる。

そして、
さらに歓声を上げる物が登場!
一同が注目する視線の先には・・・

どどーーーーーん!!

チャーリー特製!!インスタ映えする
「こま10周年ショートケーーキ!!」
いいね!!
可愛すぎて食べるのがもったいない!!と言いつつ
躊躇なく即いただく!!
恒例!!
団長「愛のアーン
」で盛り上がる!!
大人もアーン

子供もアーン

本番の団員紹介で言い忘れてしまった、わか長男シュンスケにもアーン
打ち上げの様子も撮影してくれたトミーもアーン

そして締めは、これまたお約束、
団長、副団長による食べさせ合いっこ!!である。

なんだか「ラブラブ」である。
実際、妙なトキメキを感じた。(笑)
マンネリ化したカップル。倦怠期のご夫婦におすすめである。

(最後、巨人に食いつくされるケーキの様子☞)
こうして、
にぎやかに和やかに、ほろ酔いの山荘の夜は深けていった。
愛する仲間と共にいられる幸せを感じながら・・・。
つづく~
by キッチョム
なんだか暑かったねー!!
羽生くんにお熱でアッチッチーなのかー!?
それにしても、公演日記伸ばしすぎました・・・。
しかし、次回で最後です。いよいよラストです。
団員諸君、コメント頼むよ!!
今回は穂高の貸別荘「小出山荘」にて行った。
実は、こまみクス2をやるきっかけになったのが、この別荘の存在。
こちらの別荘は爆発的な人気で予約が取りにくいのだが、奇跡的に11月18日が空いていたのだ。
これは公演後の打ち上げをやるべくして空いているに違いない!!!
という次第で、こまみクス2公演を決意したという・・・
そんな不純で不順な動機がきっかけだったので、
また、こちらの別荘の予約がとれたら「こまみクス3」をやるのではないかと思う。(笑)
さて、
その別荘についた時には
打ち上げ担当トミーの段取りにより食べ物飲み物が並び、鍋奉行チャーリーによる「トムヤムクン」&「キムチ」の良い匂いが部屋一杯漂っていた。
しかし、団長の権限で先にお風呂に入らせてもらう。
そして団長の権限でわかさんを指名し、一緒に入浴。
(写真無し)
お互いの健闘をたたえ合いつつ背中を流し合った。
(写真無し)
かけ流しの温泉で心も体も温まり、リフレッシュできたところで、ようやく、かんぷわい!!!である。

飾ったさくらメッセージもお祝いムードを高めてくれた。

頂いたシャンペンから発展した私の青春時代の話で酔いがまわる。

ソルトご主人様より、お手製「パンフ表紙絵と似顔絵のマグネット」のサプライズプレゼントを頂き、一同歓声を上げる。


そして、
さらに歓声を上げる物が登場!
一同が注目する視線の先には・・・

どどーーーーーん!!
チャーリー特製!!インスタ映えする
「こま10周年ショートケーーキ!!」
いいね!!
可愛すぎて食べるのがもったいない!!と言いつつ
躊躇なく即いただく!!
恒例!!
団長「愛のアーン


子供もアーン

本番の団員紹介で言い忘れてしまった、わか長男シュンスケにもアーン
打ち上げの様子も撮影してくれたトミーもアーン

そして締めは、これまたお約束、
団長、副団長による食べさせ合いっこ!!である。

なんだか「ラブラブ」である。
実際、妙なトキメキを感じた。(笑)
マンネリ化したカップル。倦怠期のご夫婦におすすめである。

(最後、巨人に食いつくされるケーキの様子☞)
こうして、
にぎやかに和やかに、ほろ酔いの山荘の夜は深けていった。
愛する仲間と共にいられる幸せを感じながら・・・。
つづく~
by キッチョム
なんだか暑かったねー!!
羽生くんにお熱でアッチッチーなのかー!?
それにしても、公演日記伸ばしすぎました・・・。
しかし、次回で最後です。いよいよラストです。
団員諸君、コメント頼むよ!!
第28話~こまねずみックス2公演
予定よりだいぶ早くに片付けが済んだ。
前回はホールにて解散したが、せっかくご尽力いただいスタッフさんにろくなご挨拶もできず失礼してしまったので、今回は別室にて軽い打ち上げを行った。
感謝しつくせぬ思いを述べさせて頂き、
ソフトドリンクにて乾杯!


りんご園様から差し入れで頂いたりんごや

こまパン、
お菓子などを心ばかりのお土産に。

精鋭スタッフ様みなさんがほっこり、いい笑顔をされていて、
なんだかイッキに気が緩んだ。
男性陣もすっかり同僚。 この表情。
アルコールにしてあげたかった。
先に紹介してなかった右の方は、みゆきハズバンド熱血カツジ様。

舞台裏も支え、
舞台裏も撮影してくれたトミー。

こまねずみ名カメラマン
わか次男トシ。

今日の出来事を振り返りながらの和やかなひと時は
あっという間に過ぎていった。
貴重な休みの日に、一日お付き合いいただいた大勢のスタッフ・・いや、仲間達。
本当に皆さんのお陰でこの公演が実現できたのだ。
見返りも求めず、ただ我々の為に、その身を貸してくださった。
その純粋な優しさ。
だからこそ、会場一杯に優しさがあふれ、
こまみクスそのものが友愛に満ちた雰囲気になったのだろう。
精鋭の仲間達を見送ったあと、
余力で山のような荷物を車に運び込む。

そして
会場に笑いと涙の思い出を残して
10台の車は創造館を後にする。
外は我慢してくれていた雨が静かに降っていた。
心地よい疲労感に包まれた身体を、どっと車のシートに預けた。
うす暗くなった道を、ヘッドライトが照らしている。
その光を目で追いながら
こまねずみのこれから進む道を重ねてみる。
その先に何がまっているのか、
我々はどこへ向かっているのか、
それは私もわからない、想像もできない。
しかし、
この光のように、運命を照らす光がきっとあるに違いない。
ならば、今この瞬間を楽しもう。
目の前に道が見える限り、走り続けよう。
ゴールが見えるまで、走ってみよう。
そう感じさせてくれた「こまねずみっクス」公演であった。
2017年11月18日を照らした陽は
雨雲に隠れた北アルプスの稜線にゆっくりと幕を下ろしていった。

~おわり~
by:キッチョム
あ、やべ
「まだ」続くような事言っといて、もう終わっちゃった・・・
いんや、こうなったらキリのいい30話まで
なんとかやってみる!
もう5か月も経つけどね!!
ふぎょぎょ!!
前回はホールにて解散したが、せっかくご尽力いただいスタッフさんにろくなご挨拶もできず失礼してしまったので、今回は別室にて軽い打ち上げを行った。
感謝しつくせぬ思いを述べさせて頂き、
ソフトドリンクにて乾杯!

りんご園様から差し入れで頂いたりんごや
こまパン、
お菓子などを心ばかりのお土産に。

精鋭スタッフ様みなさんがほっこり、いい笑顔をされていて、
なんだかイッキに気が緩んだ。
アルコールにしてあげたかった。
先に紹介してなかった右の方は、みゆきハズバンド熱血カツジ様。
舞台裏も支え、
舞台裏も撮影してくれたトミー。
こまねずみ名カメラマン
わか次男トシ。
今日の出来事を振り返りながらの和やかなひと時は
あっという間に過ぎていった。
貴重な休みの日に、一日お付き合いいただいた大勢のスタッフ・・いや、仲間達。
本当に皆さんのお陰でこの公演が実現できたのだ。
見返りも求めず、ただ我々の為に、その身を貸してくださった。
その純粋な優しさ。
だからこそ、会場一杯に優しさがあふれ、
こまみクスそのものが友愛に満ちた雰囲気になったのだろう。
精鋭の仲間達を見送ったあと、
余力で山のような荷物を車に運び込む。
そして
会場に笑いと涙の思い出を残して
10台の車は創造館を後にする。
外は我慢してくれていた雨が静かに降っていた。
心地よい疲労感に包まれた身体を、どっと車のシートに預けた。
うす暗くなった道を、ヘッドライトが照らしている。
その光を目で追いながら
こまねずみのこれから進む道を重ねてみる。
その先に何がまっているのか、
我々はどこへ向かっているのか、
それは私もわからない、想像もできない。
しかし、
この光のように、運命を照らす光がきっとあるに違いない。
ならば、今この瞬間を楽しもう。
目の前に道が見える限り、走り続けよう。
ゴールが見えるまで、走ってみよう。
そう感じさせてくれた「こまねずみっクス」公演であった。
2017年11月18日を照らした陽は
雨雲に隠れた北アルプスの稜線にゆっくりと幕を下ろしていった。

~おわり~
by:キッチョム
あ、やべ
「まだ」続くような事言っといて、もう終わっちゃった・・・
いんや、こうなったらキリのいい30話まで
なんとかやってみる!
もう5か月も経つけどね!!
ふぎょぎょ!!
第27話~こまねずみックス2公演
波が引けるように、お客様の姿も消えていった。。
本当なら駐車場まで出て行ってお見送りしたい心境だった。
いつまでも、お客様の背中に手を振りたかった。
そしていつまでも、余韻に浸っていたかった。
しかし、周りの者は切り替えが早く館内を忙しく動いている。
もう片付けが始まっていた。
「写真、写真!」
わかさんが思い出したかのように慌てて声をかけた。
そうだ、せっかくの大桜だ。
この前で今日の記念写真を残さねば。
スタッフ一同にも集まっていただき、総勢60名ほどが舞台前に整列。
その錚々たる皆さんを見上げながら、今日の為に、
こまねずみの為に、これだけの人々が動いてくれたのだと
改めて感謝の気持ちで一杯になった。
写真を撮ってもらいながら、ふと何かが引っ掛かった。
何か・・が思い出せないまま撮影終了。
そして皆は再び片付けをするべくそれぞれ散った。
・・・。
私は仕方なく・・そう、
「仕方なく」 衣装を脱ぐ。
まだ着ていたかった。
まだ、シロでいたかった。
汗をぬぐいながらも、なかなか化粧は落とせなかった。
「何か」忘れているような・・
本当にもう化粧を落としていいのか・・?
私が悶々としている間も着々と片付けが進んでいった。
ロビーの掲示物も片づけられ。
あれだけ苦労して時間をかけて吊るした桜も
あっという間に片づけられていった。
スタッフ、男性陣も無駄なく動き、みるみる場内が整然としていく。
しかし、「何か」が忘れている・・・。
・・・と、そんな時、楽屋に入って来たわかさんが一言。
「みんな、衣装脱ぐの早いよ~っ!!」
はっ!とした。
そうだ!!それだ!!!
記念写真の時に、衣装姿だったのは私とわかさん二人だけ。。。
せっかくの記念写真だというのに、
配役人は早々に着替えてしまっていたのだ。
もう一回支度して撮るか!とわかさんに言ったものの
そこまでの時間も無く、それに・・・桜もすでに無かった。
時すでに遅しであった。
「ぐあああ~!!!!」
悔しさにのけぞりながら、思わず近くにいた団員に何故着替えたのか尋ねた。
すると、浮かび上がった一人の人物。
彼女が初っ端脱ぎ出したせいであった。
ああ・・・そうだった・・。
着替え切り替え最速の女・・・
カコ。
彼女の特性が今回は仇となってしまったのであった。
しかし、この数日後もっと残念な失態に気が付き
後悔のどん底に叩き落される事になるが、
この時のわかと私はまだ知る由もなかった・・・。
つづく~
by:キッチョム
はい、ひょっこりはん。
まだ、でしたね~~~。
まだ、終わってなかったんですね~~。
まだ、まだ、公演もないんでね~~。
まだ、この話もひっぱりますよ~~。
第26話~こまねずみックス2公演
カーテンコール・・
アンコールのコールには、お約束「こまねずみダンス」でお応えする。
待ち構えていたかのように立ち上がり、口ずさみながら踊ってくれたお子さん方、そして手拍子で参加してくださった大人の方・・
このダンスを踊っている時が私にとって達成感と安堵感を味わえる至福のひと時・・
舞台から皆さんの笑顔を一人一人確かめるように一緒に踊った。
引き続き団員紹介・・
この時、思いがけないサプライズがあった。
それはわかさんが私の紹介時に添えてくれたメッセージ。。。
愛にあふれたねぎらいの言葉に、10年の思い出がよぎり涙がこみ上げた。
私も団員に向けての感謝の言葉を用意していたが、
この番狂わせにより、宙に浮いたような団員への感謝の言葉と、まとまりのないお客様への感謝の言葉になってしまった。
むしろ、感涙にむせび何も語らなかった方がよかったかも・・と後悔している。
その後、やろうと決めていた「お客様との記念写真」。
爺さんと同じく、さくらの木にカメラスタッフのユカちゃんが上り、客席をバックに撮影した。
全員で「こまねずみ」の発声をしてのポージング。
時間が押している中で、皆様が素敵な笑顔で参加してくださり本当に良い記念となった。
そんなお客様方に感謝の思いを伝える大切な時間・・・
お見送りタイムである。

昨年はロビーにてのお見送りで、多くの方へのご挨拶が届かなかったので、今回は舞台下と場所を変えてみたのだが、やはりそばに来てくださる方が限られてしまった。
次回こそ(?)漏らさずご挨拶したい!!・・・と今から作戦を立てている次第である。

お客様は、数年ぶりに再会した幼馴染や、

懐かしすぎる知人、お世話になってる先生方、

園の子供達、職場の方、ご近所の方、

そして・・・・こまねずみの常連様たち・・・
そのれぞれのお顔を見るたびに涙が込みあがった。
皆さんの温かい笑顔と言葉が胸に広がった。
汗と涙で流れ落ちた白いドーラン。
その頬についていた一枚のさくら吹雪は
ずっと名残りおしそうに
私から離れなかった。
つづく~
by:キッチョム
やばいねえ、
やばいよお、
3月があと四日しかないよお。
あ、本編はここまでだから…間に合った・・のか?
間に合った事にしていいか?
いいか?
あとは、番外編・・・
ってことで、新年度に語ってもいい・・・のか?
いいか?
うん、いいね。
そだねー。
アンコールのコールには、お約束「こまねずみダンス」でお応えする。
待ち構えていたかのように立ち上がり、口ずさみながら踊ってくれたお子さん方、そして手拍子で参加してくださった大人の方・・
このダンスを踊っている時が私にとって達成感と安堵感を味わえる至福のひと時・・
舞台から皆さんの笑顔を一人一人確かめるように一緒に踊った。
引き続き団員紹介・・
この時、思いがけないサプライズがあった。
それはわかさんが私の紹介時に添えてくれたメッセージ。。。
愛にあふれたねぎらいの言葉に、10年の思い出がよぎり涙がこみ上げた。
私も団員に向けての感謝の言葉を用意していたが、
この番狂わせにより、宙に浮いたような団員への感謝の言葉と、まとまりのないお客様への感謝の言葉になってしまった。
むしろ、感涙にむせび何も語らなかった方がよかったかも・・と後悔している。
その後、やろうと決めていた「お客様との記念写真」。
爺さんと同じく、さくらの木にカメラスタッフのユカちゃんが上り、客席をバックに撮影した。
全員で「こまねずみ」の発声をしてのポージング。
時間が押している中で、皆様が素敵な笑顔で参加してくださり本当に良い記念となった。
そんなお客様方に感謝の思いを伝える大切な時間・・・
お見送りタイムである。
昨年はロビーにてのお見送りで、多くの方へのご挨拶が届かなかったので、今回は舞台下と場所を変えてみたのだが、やはりそばに来てくださる方が限られてしまった。
次回こそ(?)漏らさずご挨拶したい!!・・・と今から作戦を立てている次第である。
お客様は、数年ぶりに再会した幼馴染や、
懐かしすぎる知人、お世話になってる先生方、
園の子供達、職場の方、ご近所の方、
そして・・・・こまねずみの常連様たち・・・
そのれぞれのお顔を見るたびに涙が込みあがった。
皆さんの温かい笑顔と言葉が胸に広がった。
汗と涙で流れ落ちた白いドーラン。
その頬についていた一枚のさくら吹雪は
ずっと名残りおしそうに
私から離れなかった。
つづく~
by:キッチョム
やばいねえ、
やばいよお、
3月があと四日しかないよお。
あ、本編はここまでだから…間に合った・・のか?
間に合った事にしていいか?
いいか?
あとは、番外編・・・
ってことで、新年度に語ってもいい・・・のか?
いいか?
うん、いいね。
そだねー。
第25話~こまねずみックス2公演

場面はもどり・・・黒子がモップをかけている。
本番中に掃除・・・している訳ではなく、飛び散った大判小判を収集しているのだ。
このように、おもむろに黒子を使うことで笑いを誘うことができる。
私の好きな手法だ。
「はなさか」は「さるかに2」に比べ、さほど黒子のフォローはいらない。
袖にいる子ねずみ達と黒子のソルト、しの、チャーリーの大仕事は終盤に待っている。
殿様の前でひれ伏す面々。
そしてその時がやってきた。
「さくら満開」の場面である。
黒子のみならず、音響トミー、配役人、
さらに裏方で参加してくれた中三トリオの女子達も加わり、「はなさかじいさん」最高のクライマックスを見せるため、全員の力を集結させた。
舞台をさくら、さくらで埋め尽くし、大量のさくら吹雪をまき散らしたい。
そして、お客様を『アッ』と言わせたい・・・・。
過去の舞台で「さくら」を表すのに使用していた四枚の「布」では、とうてい規模が小さすぎる。
そのために作った巨大なさくらの木。
爺さんをさくらの木に登らせたい・・という夢を実現させるため、ホリゾント前にポールに吊り下げた花とは別に、太い幹は脚立を軸に舞台に立たせた。
そして、さくらの木の両側に、四枚の「布」を掲げ、たなびかせ、その「布」の背後から、扇風機で花吹雪を飛ばしたのだった。
「枯れ木に花をさかせやしょう!!」
声高らかに発するのを合図に、曲が流れ出し、舞台が色めき始める。
「枯れ木に花をさかせやしょう!!」
わかさんが脚立を一歩一歩と登って行く。
その姿はまさにイメージ通りの、さくらの木に登った出で立ちであった。
そして、気持ち良さげにありったけのさくら吹雪を右に左に撒き飛ばした。
客席から、どよめきの様な溜息の様な歓声が起こった。
このひと時の見せ場に、どれほど心血注いだことか・・。
まぶしいライトの光を受けながら、
ひらひらと雪のごとく舞う花びら。
お客様の拍手が会場いっぱいに広がっていく。
みんなで一緒に花を咲かせていた。
喜びと幸せの花を咲かせていた。
「日本一!!」
思いがけず頂いた掛け声に、ますます気持ちが高揚し、
いつまでもこの時を、この想いを
舞台で味わっていたかった。
つづく~
by:キッチョム
さくらの木の写真を載せる訳にもいかず、
ストーリーの詳細を語る訳にもいかず。。
足早に記録を書き進めてしまってすみません。。
記憶が薄れてきた・・訳ではありません。
が、
3月も残りわずか・・なので、焦ってる感は否めません。
とりあえず、ポイントだけでも書き残してみますので、
もう少し、お付き合いくださいませね。
第24話~こまねずみックス2への道
「はなさかじいさん」と言えば、免れない悲しい場面がある。
そう、愛犬シロとの突然の別れである。
この場面にいささか不安を感じていた。
それは、
年齢が低い子供さんには「怖い」暗転…と、
更に「怖く」感じてしまう「泣き」のシーンがあるからだ。
「泣く」シーンは微妙なのである。
気を入れすぎてはならない。
なぜなら、我々は「笑える、楽しい」芝居をやっている故、泣きの芝居とのバランスが必要なのだ。
「うさぎとかめ」や「おおきなかぶ」、「三匹のこぶた」「七ひきのこやぎ」「ももたろう」「キンデレラ」・・
と、ほとんどの演目の「泣き」の演技は、あえて「軽く」やるようにしている。
そんな中で唯一「はなさか」だけは、本気で「泣く」。
いや、「泣きたい」「泣かねばならない」演目なのである。
しかし、そんな「はなさか」さえも、その日の客層に合わせて、号泣するか、すすり泣くのか「泣き」の程度を変えてきた。

今回は小さい子も沢山いたが、
躊躇せず、暗転。
爺さん婆さんの心情を思い切り表してもらった。
薄暗い会場に切なく響く、爺さん婆さんの声。
死んだ私も、思わず涙が滲んでくる。
・・・と、ここで黙って死んでればいいものを、演出家としての自分がこらえ切れず顔を出してしまった。
涙をぬぐう爺さんに、「手ぬぐい」を忘れずに使ってほしかったのだ。
渾身の演技をしているわかさんに
「てぬぐい・・・てぬぐい・・」
シロへの最後の言葉をかけてるわかさんに
「てぬぐい・・・てぬぐい・・」
気持ちが高まっているわかさんに
「てぬぐい・・てぬぐい・・・」
わか、テンションダダ下がりである。
気持ちよく、思い切り泣かせてやれよ。
ああ・・・・
本当に申し訳なかった・・。
爺さんに恩を仇で返してしまったシロ・・・であった・・・。
つづく~
by:キッチョム
雪だって雪!!
びっくりしたね~~!!
でもね、もうこれが最後だね~
あ、最後と言えば
先日20日の公演が今年度最後でした~!!
29年度公演数は・・
なんと30!!
過去最高・・・だよね。
本当、全て無事に公演出来てほっとしております・・。
ああ・・・こまねずみ、最盛期だったな~~・・ (涙)+
そう、愛犬シロとの突然の別れである。
この場面にいささか不安を感じていた。
それは、
年齢が低い子供さんには「怖い」暗転…と、
更に「怖く」感じてしまう「泣き」のシーンがあるからだ。
「泣く」シーンは微妙なのである。
気を入れすぎてはならない。
なぜなら、我々は「笑える、楽しい」芝居をやっている故、泣きの芝居とのバランスが必要なのだ。
「うさぎとかめ」や「おおきなかぶ」、「三匹のこぶた」「七ひきのこやぎ」「ももたろう」「キンデレラ」・・
と、ほとんどの演目の「泣き」の演技は、あえて「軽く」やるようにしている。
そんな中で唯一「はなさか」だけは、本気で「泣く」。
いや、「泣きたい」「泣かねばならない」演目なのである。
しかし、そんな「はなさか」さえも、その日の客層に合わせて、号泣するか、すすり泣くのか「泣き」の程度を変えてきた。

今回は小さい子も沢山いたが、
躊躇せず、暗転。
爺さん婆さんの心情を思い切り表してもらった。
薄暗い会場に切なく響く、爺さん婆さんの声。
死んだ私も、思わず涙が滲んでくる。
・・・と、ここで黙って死んでればいいものを、演出家としての自分がこらえ切れず顔を出してしまった。
涙をぬぐう爺さんに、「手ぬぐい」を忘れずに使ってほしかったのだ。
渾身の演技をしているわかさんに
「てぬぐい・・・てぬぐい・・」
シロへの最後の言葉をかけてるわかさんに
「てぬぐい・・・てぬぐい・・」
気持ちが高まっているわかさんに
「てぬぐい・・てぬぐい・・・」
わか、テンションダダ下がりである。
気持ちよく、思い切り泣かせてやれよ。
ああ・・・・
本当に申し訳なかった・・。
爺さんに恩を仇で返してしまったシロ・・・であった・・・。
つづく~
by:キッチョム
雪だって雪!!
びっくりしたね~~!!
でもね、もうこれが最後だね~
あ、最後と言えば
先日20日の公演が今年度最後でした~!!
29年度公演数は・・
なんと30!!
過去最高・・・だよね。
本当、全て無事に公演出来てほっとしております・・。
ああ・・・こまねずみ、最盛期だったな~~・・ (涙)+
第23話~こまねずみックス2公演
こまねずみ「はなさかじいさん」の原作と大きく違う所は、
ただ「一つ」。
その「一つ」が売りなので、語りたいけど語れない。
企業秘密・・とも言える最高?のストーリーは是非「生」で観ていただきたいので、ここでは団員の裏話だけ語らせていただこう。
と、今更であるが補足しておく。
舞台そでから現れた、お馴染みの二人。

意地悪じいさん、婆さんコンビは、登場時にその時「旬」のネタをセリフに絡ませる。
過去に使用したものは、「お・も・て・な・し」や「ダメよ~ダメダメ」など。
私はコレについては一切指示しておらず、カコに任せている。
今回何を持ってくるか・・
「いや~どうしよ~~、なんかパッとしたのないよね~」と、彼女なりに悩み
結局「35億」と「ジャスティス」を取り入れていた。
ご苦労さんでした。
このコンビの演技は、カコのリードに婆さんが付いていく仕組み。
婆さんはカコに促されているという仕組み。
で成り立っている。
と書いていて、そうか、私はこの二人の演技についても一切指示してないな・・・と気づいた。
カコに対して、なんという過大評価。。。
いや、
それだけ彼女の持っている才能を評価しているのである。
彼女に託して生み出されている悪爺、婆は、許し難い極悪人のはずなのに、なんとも言えない愛くるしさもにじませるズルい最高のキャラなのである。

だからと言って、この悪い二人に『小判』はあげられない。
原作では、小判の代わりに『ゲテモノ』が飛び出すが、こまみクスではもっと姑息なやり方で二人をこらしめた。
それは、この人の存在。

そう、ユッコ演じる福沢チュ~吉に二人をこらしめてもらった。
唐突に登場し、唐突に始まった『クイズに答えて小判をゲット!!』
こまみクス特別企画をここに持ってきたのである。
「小判が欲しい人!!」
必死に手を挙げる爺婆に負けない勢いで、嵐のような声が会場を渦巻いた。

この騒ぎを外で聞いた館長さんは
「これだけ子供達が盛り上がる芝居をしてるなんて凄い!」と
なんとも複雑な心境にさせてくれる勘違いをしていた。
大いに盛り上がりの場を作ってくれたユッコは笑顔と共に退場。
クイズに答えられなかった悪爺・婆は小判をゲットできなかった・・
というオチにした。
いや、実に姑息で いい。
この瞬間を全力で臨んだユッコ…であったが、
同時に舞台下にて全力で臨んでくれた者が居た。
黒子 兼、太鼓のチャーリーである。

学生時代、吹部でチェロ担当だった彼女ならできると思い託した。が、
チェロと鳴りモノは別モノだったらしく・・・
午前同様
緊張させてしまうことになってしまった。
傍らにまとわりつく息子に
「手ーだしーな!」「どきーーな!」「さわりーな!」
と小声で叫びながら必死にバチを振っていた。
タイミングをずらすまいと必死の眼差しをしていた。
そんな様子を舞台上から見た私は、思わず心の中で手を合わせたのであった。
つづく~
by:キッチョム
三寒四温ね~~~
変温動物しゃないから
身体がまいるわ~~~
あ~~~、
そうだ~~
明日今年度の締めの公演ね~~
なのに
団員の多くは
春休みをエンジョイしてて6人も不参加なのよ~~~
ガッデム!!
っていう気持ちをエネルギーにして頑張る~~
頑張ってみる~~~
ただ「一つ」。
その「一つ」が売りなので、語りたいけど語れない。
企業秘密・・とも言える最高?のストーリーは是非「生」で観ていただきたいので、ここでは団員の裏話だけ語らせていただこう。
と、今更であるが補足しておく。
舞台そでから現れた、お馴染みの二人。

意地悪じいさん、婆さんコンビは、登場時にその時「旬」のネタをセリフに絡ませる。
過去に使用したものは、「お・も・て・な・し」や「ダメよ~ダメダメ」など。
私はコレについては一切指示しておらず、カコに任せている。
今回何を持ってくるか・・
「いや~どうしよ~~、なんかパッとしたのないよね~」と、彼女なりに悩み
結局「35億」と「ジャスティス」を取り入れていた。
ご苦労さんでした。
このコンビの演技は、カコのリードに婆さんが付いていく仕組み。
婆さんはカコに促されているという仕組み。
で成り立っている。
と書いていて、そうか、私はこの二人の演技についても一切指示してないな・・・と気づいた。
カコに対して、なんという過大評価。。。
いや、
それだけ彼女の持っている才能を評価しているのである。
彼女に託して生み出されている悪爺、婆は、許し難い極悪人のはずなのに、なんとも言えない愛くるしさもにじませるズルい最高のキャラなのである。
だからと言って、この悪い二人に『小判』はあげられない。
原作では、小判の代わりに『ゲテモノ』が飛び出すが、こまみクスではもっと姑息なやり方で二人をこらしめた。
それは、この人の存在。

そう、ユッコ演じる福沢チュ~吉に二人をこらしめてもらった。
唐突に登場し、唐突に始まった『クイズに答えて小判をゲット!!』
こまみクス特別企画をここに持ってきたのである。
「小判が欲しい人!!」
必死に手を挙げる爺婆に負けない勢いで、嵐のような声が会場を渦巻いた。

この騒ぎを外で聞いた館長さんは
「これだけ子供達が盛り上がる芝居をしてるなんて凄い!」と
なんとも複雑な心境にさせてくれる勘違いをしていた。
大いに盛り上がりの場を作ってくれたユッコは笑顔と共に退場。
クイズに答えられなかった悪爺・婆は小判をゲットできなかった・・
というオチにした。
いや、実に姑息で いい。
この瞬間を全力で臨んだユッコ…であったが、
同時に舞台下にて全力で臨んでくれた者が居た。
黒子 兼、太鼓のチャーリーである。

学生時代、吹部でチェロ担当だった彼女ならできると思い託した。が、
チェロと鳴りモノは別モノだったらしく・・・
午前同様
緊張させてしまうことになってしまった。
傍らにまとわりつく息子に
「手ーだしーな!」「どきーーな!」「さわりーな!」
と小声で叫びながら必死にバチを振っていた。
タイミングをずらすまいと必死の眼差しをしていた。
そんな様子を舞台上から見た私は、思わず心の中で手を合わせたのであった。
つづく~
by:キッチョム
三寒四温ね~~~
変温動物しゃないから
身体がまいるわ~~~
あ~~~、
そうだ~~
明日今年度の締めの公演ね~~
なのに
団員の多くは
春休みをエンジョイしてて6人も不参加なのよ~~~
ガッデム!!
っていう気持ちをエネルギーにして頑張る~~
頑張ってみる~~~
第22話~こまねずみックス2公演
午後も引き続き「お楽しみ抽選会」を取り入れた。

飛び出した小判の中に整理券番号も紛らすという手法。
じいさん扮するわかさんが、お宝小判そっちのけで番号を読む様子は、なかなかシュールだな・・と、今になって思う。
そして、その様子を舞台そでで見入るハゲ頭三人衆。
出番が来るまで「普通に楽しむ」お気楽子ねずみ達である。
いや、
ひょっとして、彼らなりに芝居の成り行きを見守り、己の立場に責務を感じ、無事に役を務められるよう、緊張に手に汗にじませていた。
かもしれない。
そう、彼らも彼らなりに「舞台を成功させよう」という意識はあるのだ。
その証拠に、期待以上の姿を見せてくれた。
左手のツッコミ役は初代から代わらず、わかの息子トシが務めている。
右手のボケは当初私の息子がやっていたが、退団したため、トミーの息子ナツが二代目を引き継いだ。
このナツくん、いざ役が決まると涙ながら拒絶反応を見せるという事が度々あり、その度に母トミーに激しく叱咤されていた。
役をふった私としては、チャラけた芝居なのに親子の間に不穏な空気を生じさせてしまい、なんとも心苦しい気持ちになったものだった。
それが、
こんなに立派に声を張り上げ、堂々とできるようになってくれたとは・・。
トミーも舞台そでで涙を禁じ得なかったであろう。
トミーだけでなく、私もわかもチャーリーも子供の芝居に関して厳しいタイプだ。
「やるのか、やらないのか、いい加減な気持ちで舞台にあがるな!!」
こんな言葉を本番直前に我が子に浴びせるのだ。
実際、それで息子は出るのをやめた事もあった。
たしか・・・5歳くらいだったか・・。
たかが素人の芝居・・・
されど本気の芝居。
その時々の子供の調子に翻弄されながらも、
その子の力を信じて、役を託している。
そして子供達と一緒に舞台に立ち、一緒に芝居を届ける。
子供達も列記とした団員なのである。
子ねずみ達の存在に助けられている親子劇団。
それが、「劇団こまねずみ」の魅力といえよう。
つづく~
by:キッチョム
なんでぶろぐかかないんだろう~~~
それはねむいから~~
なんでこんなにねむいんだろう~~~
それはね~~はるだから~~~
それはね~~はるなのだから~~~
るるるるる~~~
さあ、みゆきちゃん作曲よろしく。
第21話~こまねずみックス2公演
高らかに拍子木が鳴り響き、
長唄が幕開けと共に流れた。
「はなさかじいさん」は歌舞伎色で演出していて、こまの演目の中ではもっとも和テイスト度が高い。
よって、対象年齢も上の方向けといえるが、小さいお子さんを連れたお客様が大勢観てくださった。
加えて、午前中から続けてご覧いただいてる方の姿も舞台上から見えたので、感謝の思いがあふれた。
「負けるもんか」
と、己に喝を入れ舞台に身を投じた。
この日、午後の部が自分の中では勝負だった。
なぜなら、「犬」を演じるから。
なぜなら、「犬」は四足歩行だから・・・
これが思いのほかきついのである。
嘘だと思った方、今その場で四足で歩いていただきたい。
初演の2013年の頃は忠実に四足で演じていた。
若い・・とは言い難いが、やはり今よりは若かったので、やり切れた。
しかし、その時でさえ、登場してから数分で息が上がる程のしんどさがあった。
「はなさか」をやる度に、年が重なる度に、キツくなるのは必至。
情けない話である・・が、正直な話である。
それゆえに「できるうちに観ていただきたい」という気持ちから、多少の無理をしてでもやろうと決めた。
しかし、心と身体が反比例・・。
もともと膝に水がたまっていた所を練習でいじめたため、足の痛みが倍増。
更に、当日の朝なにやら得体のしれないモノに足の甲を刺され、本番時には10円玉大の水ぶくれに悪化し、さらに・・と、口にするのも憚れる状態に。
泣きっ面にハチ・・という最悪の足コンディションになってしまった。
「負けるもんか」
テーピングで補強し、水ぶくれも補い、「犬」になるのだ。
そう強い気持ちで臨んだはずなのに、やはり「四足歩行」は断念してしまった・・。

ビデオで見返した時、中腰で移動する自分を見て、がっかりした。
後悔すると分かっていながら、中途半端な犬芝居をしてしまった。
今もって悔しくてならない。
・・・個人的な反省を先に述べさせていただいたが、物語は順調に進んでいった。
目の前のお客様の笑顔を力に・・・。
つづく~
by:キッチョム
おひさひぶりっす。
今年度中に終わらせる・・そんな事を言ってましたよね。
アレコレ言い訳はしません。
ただ、忙しくて疲れてて眠くて怠くてアレしてコレして考えすぎて悩みすぎて可笑しくて悲しくて頭にきてわっしょい!!ってしていたからなんです。
ま、とにかく書き終えますよ。
書き終えりゃいいんでしょ。
わかってますから!!
(逆切れすなよ!!!)
長唄が幕開けと共に流れた。
「はなさかじいさん」は歌舞伎色で演出していて、こまの演目の中ではもっとも和テイスト度が高い。
よって、対象年齢も上の方向けといえるが、小さいお子さんを連れたお客様が大勢観てくださった。
加えて、午前中から続けてご覧いただいてる方の姿も舞台上から見えたので、感謝の思いがあふれた。
「負けるもんか」
と、己に喝を入れ舞台に身を投じた。
この日、午後の部が自分の中では勝負だった。
なぜなら、「犬」を演じるから。
なぜなら、「犬」は四足歩行だから・・・
これが思いのほかきついのである。
嘘だと思った方、今その場で四足で歩いていただきたい。
初演の2013年の頃は忠実に四足で演じていた。
若い・・とは言い難いが、やはり今よりは若かったので、やり切れた。
しかし、その時でさえ、登場してから数分で息が上がる程のしんどさがあった。
「はなさか」をやる度に、年が重なる度に、キツくなるのは必至。
情けない話である・・が、正直な話である。
それゆえに「できるうちに観ていただきたい」という気持ちから、多少の無理をしてでもやろうと決めた。
しかし、心と身体が反比例・・。
もともと膝に水がたまっていた所を練習でいじめたため、足の痛みが倍増。
更に、当日の朝なにやら得体のしれないモノに足の甲を刺され、本番時には10円玉大の水ぶくれに悪化し、さらに・・と、口にするのも憚れる状態に。
泣きっ面にハチ・・という最悪の足コンディションになってしまった。
「負けるもんか」
テーピングで補強し、水ぶくれも補い、「犬」になるのだ。
そう強い気持ちで臨んだはずなのに、やはり「四足歩行」は断念してしまった・・。
ビデオで見返した時、中腰で移動する自分を見て、がっかりした。
後悔すると分かっていながら、中途半端な犬芝居をしてしまった。
今もって悔しくてならない。
・・・個人的な反省を先に述べさせていただいたが、物語は順調に進んでいった。
目の前のお客様の笑顔を力に・・・。
つづく~
by:キッチョム
おひさひぶりっす。
今年度中に終わらせる・・そんな事を言ってましたよね。
アレコレ言い訳はしません。
ただ、忙しくて疲れてて眠くて怠くてアレしてコレして考えすぎて悩みすぎて可笑しくて悲しくて頭にきてわっしょい!!ってしていたからなんです。
ま、とにかく書き終えますよ。
書き終えりゃいいんでしょ。
わかってますから!!
(逆切れすなよ!!!)
第20話~こまねずみックス2公演
開演前のアナウンスが始まった。
午前中は暇を持て余していたトミーの出番である。

姿を見せてご挨拶していたとは、私も記録のビデオを見て初めて知った。
「効果的」と自ら判断すれば、別に団長に相談せずとも良いのだ。
それくらいフリーな劇団なのである。
さて、このアナウンスの前に近くの介護施設よりこんな電話が入っていた。
「今から行っても入れますか?」
午後の会場にはまだいくらか余裕があったが、開演時間が迫っていたため返答に迷ったが、この機会に少しでも多くの方に観ていただきたいという気持ちから、このご一行の到着を待ち受けてから開演にすることにした。
まさに、トミーがアナウンスしているこの時になんとか到着されたものの、お手洗いに行かれるなど、ワラワラされていた。
檀上からその様子を見ていたトミーは、皆さんが定位置に落ち着くまでゆっくり話すようにして時間稼ぎをしてくれたのだ。
任せて安心トミーではあったが、まさかそんな技まで身に着けていたとは・・
お手当をつけなければなるまい。
開演時間が遅れてしまった裏話をさせて頂いたが、
この伸びたお陰で、舞台裏は助かっていた。
実は、セットしていた「松の木」がいきなり崩壊したため、
えらい騒ぎで補修していたのだ。
このように開幕寸前に起こるハプニングは度々あるが、
そんな時も冷静に、チームこまねずみは見事な連携プレーにより事なきを得ている。
「松の木」も何とか生き返り、一同ホッとして定位置についた。

会場係のスタッフのお陰で、スムーズに着席できた300人あまりのお客様。
その、ざわめきを「松の木」も聞きながら、これから上がる緞帳を見つめていた。
つづく~
by:キッチョム
もうもうもうね~~~!!
オリンピックにどっぷりなのーー!!
やーやー言いながらクイックルかけたりー
小平選手フォームでトイレに行ったリー
トリプルサルコーでユヅルになりきったりー
もう、録画しすぎでHDDパンパンー
あ!!パシュートがはじまる!!
じゃああねーーー!!
午前中は暇を持て余していたトミーの出番である。
姿を見せてご挨拶していたとは、私も記録のビデオを見て初めて知った。
「効果的」と自ら判断すれば、別に団長に相談せずとも良いのだ。
それくらいフリーな劇団なのである。
さて、このアナウンスの前に近くの介護施設よりこんな電話が入っていた。
「今から行っても入れますか?」
午後の会場にはまだいくらか余裕があったが、開演時間が迫っていたため返答に迷ったが、この機会に少しでも多くの方に観ていただきたいという気持ちから、このご一行の到着を待ち受けてから開演にすることにした。
まさに、トミーがアナウンスしているこの時になんとか到着されたものの、お手洗いに行かれるなど、ワラワラされていた。
檀上からその様子を見ていたトミーは、皆さんが定位置に落ち着くまでゆっくり話すようにして時間稼ぎをしてくれたのだ。
任せて安心トミーではあったが、まさかそんな技まで身に着けていたとは・・
お手当をつけなければなるまい。
開演時間が遅れてしまった裏話をさせて頂いたが、
この伸びたお陰で、舞台裏は助かっていた。
実は、セットしていた「松の木」がいきなり崩壊したため、
えらい騒ぎで補修していたのだ。
このように開幕寸前に起こるハプニングは度々あるが、
そんな時も冷静に、チームこまねずみは見事な連携プレーにより事なきを得ている。
「松の木」も何とか生き返り、一同ホッとして定位置についた。
会場係のスタッフのお陰で、スムーズに着席できた300人あまりのお客様。
その、ざわめきを「松の木」も聞きながら、これから上がる緞帳を見つめていた。
つづく~
by:キッチョム
もうもうもうね~~~!!
オリンピックにどっぷりなのーー!!
やーやー言いながらクイックルかけたりー
小平選手フォームでトイレに行ったリー
トリプルサルコーでユヅルになりきったりー
もう、録画しすぎでHDDパンパンー
あ!!パシュートがはじまる!!
じゃああねーーー!!
第19話~こまねずみクス2公演
開演時間が迫りくる中、仕事の手順を確認しあう黒子のソルト&チャーリー。
なんだか、かっこいい写真である。
なんだか、この道10年っぽい。 あ、10年か。
ソルトについて前回のこまみクス記録にも書いたが、
彼女は黒子で納得している。
納得しているという意味をもう一度説明すると、
私としては役付きにならない事を申し訳なく思っていたのだが、ソルトは黒子がいい。黒子の方がいい。いや、どうか黒子でいさせてくれ。と告白されたのだ。
そこまで言われたら、こちらも従うしかない。というか、そもそも黒子としてセンスがあったので、極めてもらおう・・と私も納得したのだ。
度々言っているが、黒子の動きの良し悪しで芝居の良し悪しが決まると言っても過言ではない。
陰の演出家として「はなさか」でも沢山の出番があり、タイミングや位置などミスがあってはいけない。
私の思い描くイメージになんとか応えようと、役付きの者より緊張していたかもしれない。
この絵は、新米黒子チャーリーが『師匠~!たすけて~な!』と言い寄るところを『OKで~す』と余裕かましてるソルトの様子。のように見える。
しの も含め、黒子達の責任感と連帯感に感謝である。
一方、午後の部でもお気楽な男子達である。
でも、このお気楽な天然キャラだからこそ笑いが出るのだ。
大人が真似しようとしてもできない、貴重な存在だ。
この子達もあと何回付き合ってくれることであろう。
そう思うと、いままで当たり前にできていた「親子芝居」がカウントダウンに入っているという事に今更ながら気が付く。
いや、
子ねずみ20人の中から数人はきっと残ってくれる。と信じたい。
それが、裏方で手助けしてくれてもいい。。といいつつ、もしかしてひょっとして主役をやってくれるかもしれない。
いつまでも「親子劇団」でいたい、いさせてくれという子供達にすがる思いが私の中にある。
それほど、子供たちと舞台を共にする事は「幸せ」なのだ。
つづく~
by:キッチョム
今日はまたサブくて身に応えますね!!(≧Λ≦)))
それなのに息子はありあまる力を発散したいのか
家の周りで氷化した雪の塊にスコップを投げおろしてました。
わざわざ北側の無関係な雪まで手を出し、
粉砕し、まき散らかし続ける息子・・・。
気が付けば家の周りだけ雪が降ったかのようになってました。
やりきった感の汗だくの蒸気を上げる息子・・・。
この我武者羅さ、このエネルギーは何らかの形で社会に役立つ日がくるかもしれない。。
と、
今日初めて、母は彼の未来に希望の光を見たのでした。。。
まったくどうでもいい話ですみません。(-▿-;)
いや、子供って不思議で面白いですね。
第18話~こまねずみックス2公演
悪婆みゆきの隣で支度をするは、良い婆さんのビビ。
彼女は自分で着物を着れるのでちゃっちゃと着ていく。
ここで、いきなり私の母の話をさせて頂くが・・
実は着物を仕立てる和裁士で、着物「命」の人であった。
年中着物で生活していて、もってる洋服は4枚ほどとパジャマくらい。
そして、色んな人に常に着物を勧めていて、特にレジ待ちしている時が絶好のチャンスだったらしく、「貴女、着物お持ち?あら~着なさいよ~」と声をかけていたようだ。
そして、そんな母の下にビビが着付けを習いに来てくれたのだ。
真面目に習得してくれた結果、今では私用の他、劇団においても非常に役立っているという次第である。
さらに、こまの芝居で使用している着物の多くは母の物で、
芝居をやる上で、母に助けらているような運命めいたものを感じている。
以上この場を借りて、こまと母の関係性を語らせていただいた。
さて、
この良い婆さんは非常におちゃめ、かつイキ、かつ愛らしい人でありビビその者のようなキャラである。
私演じる犬の心情としては、頭をなでられると非常に嬉しい気持ちになり、泣かれると非常に悲しい気持ちになる・・
のが、実は爺さんより婆さんの方である。
という衝撃的な告白をしていいものかどうか迷いつつ告白してしまおう。
そんな事実を知らないまま鏡にむかう良い爺わかさん・・
は、この後ヒゲを付け忘れてしまう。
本番中に爺さんを真剣に見ていたら気づいてあげられたのに・・
たぶん
私はビビ婆さんに夢中だったのである。
こちらは、すっかり用意が整った子ガ二トリオ=村娘3人と
福沢チュ~吉のユッコ、そして黒子のしのである。
3人の村娘役は
現在中1の娘達から始まって、代々受け継がれてきた、この年頃しかできない、期間限定の役どころである。
したがって、はなさか爺さんの上演はあと3年・・くらいがタイムリミットかもしれない。
子供達の成長が嬉しい反面、芝居には参加してもらえなくなる現実にたまらないさびしさを感じる。
今だからできる、今しかできない「こまねずみ」の見せ方、魅せ方なのだ・・
ということをお客様にも共感していただきたい。
福沢チュ~吉はもとは「おおきなかぶ」に出てくるキャラであるが、こまみクスの特別企画、「こまクイズ」の場面に登場してもらうことにした。
私はこのチュ~吉役をユッコの為に作ったが、ユッコ自身も愛着をもって臨んでくれている・・ように思う。
キンデレラ役もしかり、与えられた役を必死にモノにしようと努力する彼女の姿勢は涙ぐましく、それゆえにユッコしかできない・・というキャラに成長してゆくのである。
そんな伸びしろがある彼女の今後の芝居に期待したい。
そして しのは・・
もらった年賀状に「黒子を極めます!」とあった。
沈着冷静な彼女はこまみクスでも淡々とこなしてくれた。
しかし、本当にそれでいいのか?
物静かな人物こそが物凄い芝居を生み出すかもしれない。
物静かな者が大暴れするサクセスストーリー・・
ー物静かな物語ー
そんな物語を彼女の為に書いたら、彼女はやってくれるだろうか・・
という目論見があることをまだ しのは知らない。
つづく~
by:キッチョム
さむくて嫌になっちまうね~~
またPCが窓際で寒いだよ~~
妙に元気なインフル息子が後ろでウロウロするしさ~~
ちょっと~
2月の公演が無事にできるように~
ワタシにノートPCと快適な床暖と温泉付きの別荘をあたえてくれな~い?
第17話~こまねずみックス2公演
「はなさかじいさん」も「キンデレラ」に次ぐ、
小道具が多い演目である。
芝居の準備の一つに、この小道具を上手や下手にセットする手間がある。
これだけは人に任せるのが不安で、私がやるべく、支度の合間に舞台を右往左往した。
この「はなさかじいさん」に関しては、クワ、変わり絵、小判、サクラ、笛、切符、扇子、褒美小判、灰、ザル、桜吹雪、・・などがあった。
どの芝居でもそうだが、小道具の配置場所を間違えないことが肝心である。
しかし、この長き10年の間には、
上手と下手の物を逆にしてしまったり、
あるいは出し忘れたりしてパニクる・・という事態が度々あった。
これが出し忘れではなく、持ってくること自体忘れてしまった「忘れ物」の場合は、パニクり度が倍増する。
それでもそれなりに対処して、その場を切り抜けられるから大したものだといつも思う。
その辺りが我々の才能?ともいえるかもしれないが、
アセリが芝居にも影響するので極力気を付けねばならぬ点である。
さて、楽屋ではそれぞれが着替えを進めていた。
当初は私が着付けをしていたが、気が付けば皆がそれなりに着れるようになっていた。
まさに 習うより慣れろ。 である。
午前中の緊張が解けて、率先して裏方仕事をしてくれるチャーリー。
その傍らにはたいてい二人の息子がいて、
母に付いては離れ、付いては離れしている。
まるでヨーヨーのようである。
なんやかんやと愚痴ってくる息子のいう事を最初はおとなしく聞いているが、
しまいには 「ほな、もう帰りィーー!!」 と叫ぶのが常だ。
そんなやりとりを「今の内だよね~」と団員が微笑ましくしてる所も親子劇団ならではのほのぼの感がある。
ほのぼのと言えば、帯を結んでもらってるみゆきだ。
みゆきは、実にほのぼのしている。
彼女が傍にくれば、瞬時にほのぼのするくらい凄ましいほのぼのパワーの持ち主である。
走っていても歩きたくなる、冴えてるはずなのに眠くなる、怒っていても許そうと思う、そんなレベルだ。
そんなみゆきが、意地悪ばあさんを演じるのだ。
「ほのぼのしてる意地悪なババア。」
ちょっと想像しにくい演じるには困難があるであろうキャラを、彼女は生み出すことができた。
いや、彼女だから、生み出せたのである。
「ほんとうは・・・やさしい婆さんなんです」
はなさかじいさんのセリフがしっくりくるかどうかは観た方の判断に任せるが、愛すべき意地悪ばあさんなのである。
つづく~
by キッチョム
もう1月も終わるって~・・
こまみクス2から2か月半経つのね~
公演日記も書き終えてないけど、
公演デーブイデー4枚セットはどうなってるのかしら・・・
その前にカレンダーか・・
色々仕事が絶えなくて、苦労かけるね
わかさんよ~ ・・
第16話~こまねずみックス2公演
ホールからお客様の姿が見えなくなると
すぐに舞台の準備に取り掛かった。
舞台の両袖を飾る「松の木」。

そして「はなさかじいさん」といったら、「さくら」。
今回のこまみクスにむけて、
1番手間暇かけて苦労して準備した
「さくら」・・・。
これについては、また別枠でゆっくり語ろうと思うが、
すでに、この大物の「さくら」・・
正しくは「さくらの花」は前日に仕込んでおいたので
「さくらの幹」だけ設置した。
と言っても、これも小さい代物ではなく、
ホールの物置からわっせと運び出さねばならず
なかなか労力がいる事であったが、驚くほどスムーズに準備が整った。
こんなところにも母ちゃん劇団の底力を感じるのである。
さて、舞台準備をしてもらっている間、
配役人は楽屋にて軽い昼を食べた。
前回の時はろくに喉を通らなかったが、
今回はパクパクと口が動いた。
わかさんにいたっては、揚げ物・・「かつ」?
を食べてたような・・
凄い食欲だ。
やはり、二回目となると「余裕」ができるというか・・
色んな面で、全体的に落ち着いている団員達の様子が伺えた。
唯一、いつもと変わらないのはこの人である。

相変わらず、一番に支度ができている。
一体いつ昼を食べたのかもいつ着替えてたのかも私が知らないあたりも怖いが、カコさんのせっかち・・よく言えば俊敏な所は、まったりみゆきと足して割れば丁度いいような気がする。
なぜなら、
この俊敏さが仇となり、この後、事件を起こすことになるからだ・・
この悪爺さんのように性悪なら、怒鳴り散らす事も出来ようが、
いたって真面目なカコさんである。 いい人 なのである。
悪気がないのだから何も言えないのであった・・・。
この事件についても、後日語らせて頂こう。
つづく~
by キッチョム
ひ~~~!!
ながらく、ながらく、ながらく~~~!!
おまんたせ致しましたああ!!
不覚にも、災難に見舞われ遠のいておりましたが、もう大丈夫です!
今日、お祓いにも行ってきやした!!のでもう安心です!!
「もう、忘れてたし、別に終わりにしたら?」
だ~~~~!!そんなあああ!!
そんな事おっしゃらないで!
まだ終わってませんから!!
このまま終わったら、ラーメンのチャーシューを食べないのと同じですよ!!
「もったいない」
ね!!そーなんす!!
だから、だから、どうか見捨てないでくださいよ~~~!!
今年度までに終わらせますんで!!
ぼちぼち書いてくんで!!
どうか、よろしゅうお願いいたします~~~~!!!!
ひれふし~~!!
すぐに舞台の準備に取り掛かった。
舞台の両袖を飾る「松の木」。
そして「はなさかじいさん」といったら、「さくら」。
今回のこまみクスにむけて、
1番手間暇かけて苦労して準備した
「さくら」・・・。
これについては、また別枠でゆっくり語ろうと思うが、
すでに、この大物の「さくら」・・
正しくは「さくらの花」は前日に仕込んでおいたので
「さくらの幹」だけ設置した。
と言っても、これも小さい代物ではなく、
ホールの物置からわっせと運び出さねばならず
なかなか労力がいる事であったが、驚くほどスムーズに準備が整った。
こんなところにも母ちゃん劇団の底力を感じるのである。
さて、舞台準備をしてもらっている間、
配役人は楽屋にて軽い昼を食べた。
前回の時はろくに喉を通らなかったが、
今回はパクパクと口が動いた。
わかさんにいたっては、揚げ物・・「かつ」?
を食べてたような・・
凄い食欲だ。
やはり、二回目となると「余裕」ができるというか・・
色んな面で、全体的に落ち着いている団員達の様子が伺えた。
唯一、いつもと変わらないのはこの人である。
相変わらず、一番に支度ができている。
一体いつ昼を食べたのかもいつ着替えてたのかも私が知らないあたりも怖いが、カコさんのせっかち・・よく言えば俊敏な所は、まったりみゆきと足して割れば丁度いいような気がする。
なぜなら、
この俊敏さが仇となり、この後、事件を起こすことになるからだ・・
この悪爺さんのように性悪なら、怒鳴り散らす事も出来ようが、
いたって真面目なカコさんである。 いい人 なのである。
悪気がないのだから何も言えないのであった・・・。
この事件についても、後日語らせて頂こう。
つづく~
by キッチョム

ひ~~~!!
ながらく、ながらく、ながらく~~~!!
おまんたせ致しましたああ!!
不覚にも、災難に見舞われ遠のいておりましたが、もう大丈夫です!
今日、お祓いにも行ってきやした!!のでもう安心です!!
「もう、忘れてたし、別に終わりにしたら?」
だ~~~~!!そんなあああ!!
そんな事おっしゃらないで!
まだ終わってませんから!!
このまま終わったら、ラーメンのチャーシューを食べないのと同じですよ!!
「もったいない」
ね!!そーなんす!!
だから、だから、どうか見捨てないでくださいよ~~~!!
今年度までに終わらせますんで!!
ぼちぼち書いてくんで!!
どうか、よろしゅうお願いいたします~~~~!!!!
ひれふし~~!!
第15話~こまねずみックス2公演
午後の部へ行く前におまけのフォトをご紹介。。。
バックミュージックは
映画スティング ♪「エンターティナー」♫でお楽しみください。

バナナ発見!
の瞬間。

発見されたバナナ氏☛
(ぐったりしている? )

芝居の成り行きを見守る舞台そでの様子

さるかに2では久々舞台に登場したトミーだが、余裕綽々の顔つき。
と、取れそうな鼻が気になる緊張したチャーリー。

余裕綽々の笑顔のトミー。と、取れそうなヒゲが気になるたいよう団長。

早替えの様子
花の中三トリオ
ももえ、じゅんこ、まちゃこが応援!
実によく手伝ってくれた。
(正:ちほ、りん、すず)
ロビーの様子
スタッフのモッチー&みーさん。
公演中の間もロビーのお客様を会場に案内するべく尽力してくれた。
感謝感謝感謝!!

そのロビーのお客様・・
観づらいモニターで・・
陳謝陳謝陳謝・・

サクラメッセージを書いてくださるお客様。
沢山の温かいお言葉の花が咲きました。

10周年記念特製「こまパン」
50個限定、瞬時に完売。
500個にすればよかった!!
(欲望剥き出し)

大役終わってやれやれどっこいしょのチャーリー。
おつかれさんでしたね~

こちらは休憩中のわか長男シュンスケ。
こまグッズを物色。
と見せかけて後ろの女性スタッフを物色か・・?
ホールにまかれた花吹雪を掃除してくれてる。
ワタシの知らない間になんと気が利くことか。
これ見た時泣けた。

メモリーフォトの中の
フォトジェニックショー。
これ見た時も泣けた。
さて、午後は・・・・どうなる!!?
つづく~
by:キッチョム
正月も3日ですよ。
穏やかな日和ですこと。
。。。寝るか。
バックミュージックは
映画スティング ♪「エンターティナー」♫でお楽しみください。
バナナ発見!
の瞬間。
発見されたバナナ氏☛
(ぐったりしている? )
芝居の成り行きを見守る舞台そでの様子
さるかに2では久々舞台に登場したトミーだが、余裕綽々の顔つき。
と、取れそうな鼻が気になる緊張したチャーリー。
余裕綽々の笑顔のトミー。と、取れそうなヒゲが気になるたいよう団長。
早替えの様子
花の中三トリオ
ももえ、じゅんこ、まちゃこが応援!
実によく手伝ってくれた。
(正:ちほ、りん、すず)
スタッフのモッチー&みーさん。
公演中の間もロビーのお客様を会場に案内するべく尽力してくれた。
感謝感謝感謝!!
そのロビーのお客様・・
観づらいモニターで・・
陳謝陳謝陳謝・・

サクラメッセージを書いてくださるお客様。
沢山の温かいお言葉の花が咲きました。

10周年記念特製「こまパン」
50個限定、瞬時に完売。
500個にすればよかった!!
(欲望剥き出し)
大役終わってやれやれどっこいしょのチャーリー。
おつかれさんでしたね~
こちらは休憩中のわか長男シュンスケ。
こまグッズを物色。
と見せかけて後ろの女性スタッフを物色か・・?
ワタシの知らない間になんと気が利くことか。
これ見た時泣けた。
メモリーフォトの中の
フォトジェニックショー。
これ見た時も泣けた。
さて、午後は・・・・どうなる!!?
つづく~
by:キッチョム

正月も3日ですよ。
穏やかな日和ですこと。
。。。寝るか。
第14話~こまねずみックス2公演
ここまで入れ代わり立ち代わり登場したキャラに運命をゆだねた子ガ二は最後に大きな決断を迫られる。
子ガ二の下した決断により話は急展開を見せ、場面はサルを懲らしめるというお馴染みの光景になるが、そこに突如現れたカニ子から一同は思いも寄らない真実を知る事になり、最後は笑いと涙と感動の中めでたしめでたしと幕が閉じたのであった。

以上、内容はほぼご理解して頂けたと思うが、想像力が乏しい方のために大晦日なので大サービスしてあげよう。
それは、昨日の語ったマリに課せられた最後の「子ガ二のセリフ」である。
「お母さん、今までお世話になりました。これからは自分の力でしっかり生きてゆきます!ぺこり!!」
ワタシの心配を見事覆し、マリはしっかりとした大きな声で言い、頭を下げた。
そして、それに続くようにアイとキヨも頭を下げた。
出ずっぱりの疲れも吹き飛ばすような素晴らしい出来であった。
この肝所とも言えるこのセリフを聞けば「さるかに2」のすべてが解るであろう。
本当に子ガ二達の頑張りにより、成り立った物語であった。
こまねずみの10年の歴史の中で育ったマリは、芝居が好きでセンスがある。
彼女の気持ち次第では彼女を主役にした話も今後誕生するかもしれない。
そんな気を起こさせてくれた頼もしい子ネズミ。
もう・・世代交代を考える時期なのか・・。
なんて事を考える余裕もなく、取り急ぎカーテンコールに応えた。
芝居が伸びたものの、こまダンスに団員紹介にご挨拶・・を一通りやらせて頂かないと気が済まないので強行した。
結局トータル1時間半かかってしまい、お子様も多い中、長時間お付き合いいただいたことに申し訳なさを感じた。
しかし、お見送りするお客様の顔は皆さん優しく、






その笑顔と言葉に救われたのであった。
ありがたい温かい気持ちに満たされ、「さるかに合戦2」は終わった。
もう二度とお目にかかれない、やらない、できない。
だから、多少『お祭り騒ぎ』の芝居になった事は大目に見ていただきたい。
しかし、午後は魅せる芝居になる。
ワタシ自身、「はなさか」が勝負であった。
気を引き締めなおし、楽屋へと向かった。
つづく~
by:キッチョム
打ち込んでる間中、息子が「ガキ使」と「紅白」を激しく行ったり来たり。。。
ああ・・・気が散る!!!
文章が散漫!!
と、息子のせいにしておこう。
とにかく、これでなんとか年を越せそうです・・。
1月中には10万アクセス行くように続編の第2部をがんばります。
公演も無理なく、楽しく、がんばります。
皆様あっての「こまねずみ」。
今年一年の感謝をこめて・・・
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ!!
2017年
こまねずみ 10年
公演回数 162回
ブログ数 1207件
ブログアクセス数 99063
子ガ二の下した決断により話は急展開を見せ、場面はサルを懲らしめるというお馴染みの光景になるが、そこに突如現れたカニ子から一同は思いも寄らない真実を知る事になり、最後は笑いと涙と感動の中めでたしめでたしと幕が閉じたのであった。

以上、内容はほぼご理解して頂けたと思うが、想像力が乏しい方のために大晦日なので大サービスしてあげよう。
それは、昨日の語ったマリに課せられた最後の「子ガ二のセリフ」である。
「お母さん、今までお世話になりました。これからは自分の力でしっかり生きてゆきます!ぺこり!!」
ワタシの心配を見事覆し、マリはしっかりとした大きな声で言い、頭を下げた。
そして、それに続くようにアイとキヨも頭を下げた。
出ずっぱりの疲れも吹き飛ばすような素晴らしい出来であった。
この肝所とも言えるこのセリフを聞けば「さるかに2」のすべてが解るであろう。
本当に子ガ二達の頑張りにより、成り立った物語であった。
こまねずみの10年の歴史の中で育ったマリは、芝居が好きでセンスがある。
彼女の気持ち次第では彼女を主役にした話も今後誕生するかもしれない。
そんな気を起こさせてくれた頼もしい子ネズミ。
もう・・世代交代を考える時期なのか・・。
なんて事を考える余裕もなく、取り急ぎカーテンコールに応えた。
芝居が伸びたものの、こまダンスに団員紹介にご挨拶・・を一通りやらせて頂かないと気が済まないので強行した。
結局トータル1時間半かかってしまい、お子様も多い中、長時間お付き合いいただいたことに申し訳なさを感じた。
しかし、お見送りするお客様の顔は皆さん優しく、

その笑顔と言葉に救われたのであった。
ありがたい温かい気持ちに満たされ、「さるかに合戦2」は終わった。
もう二度とお目にかかれない、やらない、できない。
だから、多少『お祭り騒ぎ』の芝居になった事は大目に見ていただきたい。
しかし、午後は魅せる芝居になる。
ワタシ自身、「はなさか」が勝負であった。
気を引き締めなおし、楽屋へと向かった。
つづく~
by:キッチョム

打ち込んでる間中、息子が「ガキ使」と「紅白」を激しく行ったり来たり。。。
ああ・・・気が散る!!!
文章が散漫!!
と、息子のせいにしておこう。
とにかく、これでなんとか年を越せそうです・・。
1月中には10万アクセス行くように続編の第2部をがんばります。
公演も無理なく、楽しく、がんばります。
皆様あっての「こまねずみ」。
今年一年の感謝をこめて・・・
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ!!
2017年
こまねずみ 10年
公演回数 162回
ブログ数 1207件
ブログアクセス数 99063
第13話~こまねずみックス2公演

騒がしい人たちが引き、
静かに表れたのはごんぎつねのごんちゃん。
この日限定で務めてくれたのは、
ユッコ次女のミハルである。
過去に1度しか公演してないまぼろし演目であるが、その時ごんを演じた子ねずみも今は中学1年生になった。
こまみクスの参加を促したが、「恥じらい」がでるお年頃のようで「恥じらい」を捨てきれないらしく、断られた。
「恥じらい」・・・自分も・・そういえば・・・あった。
ような・・あったんだろうな・・・・。
という訳で、ジャストサイズのミハルが急きょ大抜擢。
短い出番ながらも、ワタシに動きの支持を何度も仰ぐ熱心さは母譲りだな・・・と感心したのであった。

わか6回目にチェンジ・・したのは、密かな人気を誇るこの人である。
だから「ワシの名前はなんじゃ?」という問いは瞬時に答えられるだろう
と踏んでいた。・・が、これが大きな誤算となり、こまねずみクイズで1番時間を食った問題となった。
わかさんが客席の奥まで隅まで歩き回り、答えを聞き出そうとするも無言になる子ばかり・・
「なぜだ、なぜ『ジョニー』を知らないのだ?!」
その知名度の低さに、次の出番を待つワタシは心を痛めていた。
そして、
ただの変なおじさんではないのだよ!という事を声を大にして言いたかった。

という思いで、ようやく登場したオオカミ。
ここでの裏話はハッピーターンからの変身に妥協しなかった事である。
なぜなら、メイクも変えたから。
なぜなら、白い顔のオオカミは許せなかったから。
だから、嵐の勢いでメイクも変えた。そして、なんとか間に合いそう!!とゼーハーしてスタンバったら、まさかのジョニー問題が発生し、長い待ち時間を心痛め
「なぜだ、なぜ『ジョニー』を知らないのだ?!」
と、ここに繋がる訳である。
ちなみに、わかさんはダブルのヒゲキが起きた事を明かしておこう。
午前中のゲキでジョニーの「ヒゲ」
そして午後のゲキでじいさんの「ヒゲ」。を忘れたのである。
・・・さて
ようやく舞台に上がり、物語のクライマックスのシーンである。
・・とここにきて子ガ二のリーダー「マリ」の様子が練習時と違った。
一体どうした??と思ったが、答えは簡単だった。
疲れていた・・のである。
そう、気が付けば1時間近くなる・・よくもった。
しかし、まだだ・・あと、もう少し・・
最後のシーンの決め台詞をキメテ欲しいのだ・・!!
オオカミよりも団長の面持ちと心情になっていた。
つづく~
by:キッチョム

ついに明日で今年が終わります。
ここまで来てしまった・・・。
なにせ、年賀状だって今日出したくらいで・・
例年に比べて全てがかなりペースダウンだわ・・・
それでもいい。今年の内にやる事はキチンとやるよ。
もちもつくし、おせちもつくるし、そばもたべる。
そして、午前の部は書き終えるのだ!!
みなさま、また明日!!いい夢見ろよ!!

第12話~こまねずみックス2公演

かめ君が舞台下より登場し「こまねずみクイズ」。
「さあ、このお話はなに!?」
そう言えば、この問題の前に時間繋ぎのベンジャミンが
「ワタシの名前はなんでしょーかっ!?」と問うていたが、「チャーリー!」「ソルト!」と、勘違いしたお客様に苦戦していた。
それに比べ、「うさぎとかめ」の答えは早かった。
そして、登場した我々も速攻しゃべってひっこんだ。
なぜなら、それは言わずもがな早く着替えなくてはならないからだ。

続くクイズ「ハチマキの似合うヒーローはだれ?」
そして登場した「ももたろう」
現れた瞬間にうわ~~っという声。
やはりヒーローは違う。
そして、後ろに続くのは頼りなさげでやる気なさげなお供の様子を演技でなく「地」で行ける男子トリオ。
しかし彼らは「きび団子」を食べすぎて苦しげにセリフを言うという高度な演技は無理そうであったので、カステラをほおばらせた。
わかさんに続く、本物の食材である。
狙ったとおり、カステラ食べすぎて苦しげにセリフを言う姿をお見せする事ができた。
新作ももたろうはこのユッコさんが凛々しく務めるので楽しみにしていただきたい。
ちなみに、お供は「地」で行ける男子トリオではない。
地で行けるのに・・・本当に残念である。

これも、ある意味ヒーローなのか。
悲鳴のような歓声のような・・ざわめきがあった。
に違いない。
劇中でも言ったが、
「昨年のこまみクスを見ていない人は一体何者なのかわからないだろうね」
本当に、その通りであろう。
しかし、そんな謎めきが魅力であり、
そして観た者を瞬時に「やめられないおいしさ」にハメてしまうパワーがある。
に違いない。
裏話は、黒ビニールテープを切って作った「下まつ毛」を「カニ子」のくちびると一緒に販売すればよかった。
と思った事だ。

続いて出た「キンデレラ」のお姉さま方。
わかさん5回目の変身である。
そして、どうしてもこの人をやってほしくて変身してもらったカコ。
ウスからお母様になるのに、彼女を悩ませたのは「ヒゲ」である。
「だったらヒゲかかないでやる」と言い張ったが、
「ヒゲがないウスなんて!クリープ入れないコーヒーと同じよ!」
とワタシが譲らず、『センスで隠す』という提案をだした。
これが・・・
真面目なカコは真面目に受け取り真面目にヒゲを隠し通したため、結局『ほぼ顔が見えないお母様』になってしまった。
カコがここまで生真面目だったとは・・
余計な提案をしてしまったと反省している。
つづく~
by:キッチョム

すみません。。
そういう訳で、年賀状作成時に不慣れな事をしたため
体調をくずしまして・・公演日記を更新できませんでした。
どんだけ。です。 自分でも呆れます。
だいぶ書き遅れてしまいましたので、年内完結はあきらめました。
「無理をしない」
来年の抱負は決まりました。
みなさま、こんなワタシですが今後ともよろしくお願いいたします。
第11話~こまねずみックス2公演

お次に現れたのは、7匹の子ヤギのお母さん・ヤギ子を演じたビビである。
ここで唐突に一発目の「こまねずみクイズ!第1問」が出された。
「こまねずみは、今年で何年目になるでしょうか?」
実に舐めた問題である。
いや、まずはどなたでも解るサービス問題にしたのである。
狙いどおり、会場からは必死の挙手の嵐。





見事正解した方には、こまねずみ特製「柿の種」がプレゼントされた。
ちなみに、傍らに控えている黒子はチャーリー息子・3年生みの&年長かお である。
シャイな兄弟ながらも、黒子は是非やりたいというやる気を尊重し、プレゼントを渡すという役目をお願いした。
当初、「それさえも無理ちゃうかな~」と心配していた母であったが、本番は客席の奥までぐいぐいと進み入る勇姿を見せてくれた。

そして、3回目登場のわか。
ねずみの嫁入りのお父さん役は、腹ペコで行き倒れている状態。
そこで子ガ二達が持っているバナナをあげるのだが・・
実は「バナナ事件」という裏話があるのだ。
このバナナ、本当なら小道具としてある作り物を使うところであったが、数日前の練習後から行方不明になっていたのだ。
「行方不明」・・これは当劇団のワースト2位にランキングしている。
(ちなみに、ワースト1は「忘れ物」である。)
で、結局本番まで見つからず、責任を感じたわかが自らバナナを買ってきた。
で、そのバナナを腹ペコの父ねずみは「むさぼり食う」のである。
むさぼり食わねばならない。から、3クチで口に入れた。
苦しげに食べきる姿がリアルな可笑しさを出し、怪我の功名といえる結果となった。

お待ちかね・・・?ワタクシの太陽さんが登場。
サンサンサーン♪のリズムに自然と手拍子が起こる人気ぶり。
ご期待に添うべく、会場の隅で観ていたお得意様のSくんの所に行きダンシングヒーローしてあげた。
この「サンサンサンバ」は「こまねずみダンス」に次ぐ子供ウケがいい曲らしく、一度聴いたら耳に残り、病みつきになるという中毒性がある。
CD化する時は、中盤に入れよう。
裏話としては、付けたヒゲが登場して瞬時にとれた。
ぐらいである。

緊張していたチャーリーが解き放たれる時が来た。
関西弁ベンジャミンの登場である。
この1度きりの登場にセリフを完璧に言う。という熱意を持ち全身全霊で臨んでくれた。
キャラがキャラだけに、そこまで完璧じゃなくても。。と言いたいところだったが、それがチャーリーがワタシに対するオマージュなのだと知って、胸が熱くなった。
裏話は、間違えて古い「鼻メガネ」を使用してしまった為、鼻がとれるというアクシデントに見舞われたが、、それで笑いがとれた事だ。
想定外の出来事が逆にウケる・・という「棚ボタ」に演者も救われる事がたまにあるのだ。
ちなみに・・
一度ひっこんだベンジャミンが、ワタシの着替えが間に合わず時間稼ぎに再び出てもらい、クイズをしてもらったのは想定外ではなく想定内としてちゃんと用意してあった事である。
つづく~
by:キッチョム

ちょっと~~!!
忙しい中にも頑張って書いてるのよ~~~!!
だれもコメント入れてくれないなんてつれないじゃないのさ~~~!!!



って、ぼやいてみた~~~!!